第14回派遣かふぇレポ

石橋みちひろ参議院議員と嶋﨑量(しまさき ちから)弁護士をゲストに開催した第14回派遣かふぇ
途中で菅俊治弁護士もスピーカーとして参加され、労働相談スペースとなりました。

無期転換した方からの相談

「無期雇用転換したけれど契約終了後に次の案件を選べず、条件の悪い案件でも生活のために断れず、さらには案件を移るたびに10%ずつ時給が下がり無期転換する前の時給よりも3割ダウンになります」

雇用安定措置とは程遠い実態が共有され、ゲストの皆様が絶句する場面がありました

石橋議員からは厚労省に共有したいので、後日でかまわないので詳細を教えてくださいとの回答がありました

労働組合を探している方からの相談

労働組合に加入したいのですが、どこの労働組合が良いのかわからないという相談がありました。
実は私も、派遣が労働組合に加入してまとまって声を上げたほうがよいのではないかと考えています。

とはいえ、派遣をはじめとする非正規労働者のなかには、派遣は正社員を守るために必要という見解を示していた労働組合に対する拒否感を持っている方が多いのも事実で、その部分のハードルがまだまだ高いと感じています。

参加者の中に労働組合の関係者がいらっしゃったようでスピーカーに上がってもらえないか声をかけたものの、シャイな方が多いのか勇者は現れず、いくつかあたってみてい相性の良い労働組合に加入してみてくださいという当たりさわりののない回答となりました

労働組合について

ゲストの石橋議員は、労働組合出身でILOという労働問題を扱う国連機関で働く専門家でした。
日本の労働組合の状況を見て非正規が増えると正規雇用の人たちの待遇も苦しくなってしまうから、非正規の拡大を止めることは正社員を守るために必要だとILOをやめて参議院選挙に立候補した方です。

当初は非正規労働者は労働組合への加入も出来ませんでしたが加入できる労組も増え、労働組合も少しずつ非正規労働の是正に取り組むようになりました。

派遣かふぇでは労働組合をテーマにした回を設けて、労働組合との距離を縮めていく取り組みもしていきたいと考えています。

労働組合については第13回派遣かふぇでも取り上げていますが、ヨーロッパが産業別労組であるのに対して日本は企業別労組で、なかなか労働問題の解決がしづらい構造になっているそうです。石橋議員の解説に字幕をつけたものをアップしていますのでよかったらご覧ください

時間が・・・

テーマを特に設けず開いたせいか、スピーカーリクエストが出るまで40分ほどかかってしまいました。
一人目の方の相談が始まって、何人かリクエストをいただいたのですが1時間の予定でしたので、途中でタイムオーバーとなりました。

最初の一人になるのは勇気がいりますよね。次回からはテーマを決めてやっていきたいと思います。

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