石橋みちひろ議員に会いに行ってきました

立憲民主党厚生労働委員会所属の石橋みちひろ議員に会ってきました。

小学6年生の国会見学以来の永田町でしたが、今年だけで足を運ぶのは4回目となりました。自ら国会議員にメールして会いに行くなんて、小学生の私にはもちろん1年前の私からも想像できません。でも、それほどまでに派遣社員の待遇が落ちています。それほどまでに今の派遣法は雇用安定とは程遠い現状にあるのです。

一通のメール

派遣社員の待遇改善をしたいと決意したものの、私に出来ることなんて無いよなと低空飛行を続けていた私に一通のメールがきました。

お会いするお約束は出来たもののタイミングが合わずに会いそびれていた石橋議員(秘書さん)からのメールでした。

「国会が終了しましたので、お話を聞かせてくれませんか?」

公式HPに載っている労働政策の内容を見ると雇用の原則がしっかり載せられていて「分かってらっしゃる!」と期待が高まります。

今回はもう少しレベルの高い資料を作ろうかな、といつのまにか低空飛行モードを脱っしている私。良いきっかけをもらいました。

石橋みちひろ 参議院議員 公式サイト

付帯決議

勢いで送ったメールに派遣法の『付帯決議』なるものがあることを教えてくれたのが、石橋議員です。

自民党の改正派遣法が悪法であることは知っていましたが、選挙で自民党が勝利し、野党の反対虚しく採決されてしまったことで政治とは距離を取り、直接雇用に向けて誠実に働くことに重きをおいていた私は、付帯決議をつけるために野党議員のみなさんが奮闘していたことを全く知りませんでした。

ちなみに付帯決議とはwikipediaによると

附帯決議(ふたいけつぎ)とは、国会の衆議院及び参議院の委員会が法律案を可決する際に、当該委員会の意思を表明するものとして行う決議のこと。 また、地方議会においても委員会で議案を可決する際に、同じく附帯決議がなされることがある。

Wikipedia

その意義については

国会の委員会における附帯決議の場合、その法律の運用や、将来の立法によるその法律の改善についての希望などを表明するものである。法律的な拘束力を有するものではないが、政府はこれを尊重することが求められ、無視は出来ない事になっている。

Wikipedia

教えられた付帯決議は、派遣社員が不利益を被らないよう考えられており、その内容に感動しツイートしたのを思い出しました。

やっぱり詳しい!

改正派遣法の法案通過阻止に全力を尽くしてくださった議員さんのお一人なので、臨時国会前にお会い出来てよかったです。

7月と9月に取ったtwitterのアンケートからはじまり、派遣社員の現状をお話ししました。

派遣法改正に関わっていただけに、現在の状況もすでに把握されているようでした。私が大発見と思っていた派遣を使うと節税になるという指摘については、すでに財務省に確認済み。財務省の回答は「どこかで節税になっても、最終的には徴収しているので問題ない」とのことでした。←相変わらず頭の悪い説明ですみません(汗)

なんでも知ってる石橋議員に、これは早急に確認しますと言ってもらえたのが厚生労働省公式HPにある派遣社員に向けた周知PDFの差し替え問題

派遣の原則である「一時的・臨時的」という文章が、派遣法改正直後の周知案内には記載されていたのに、改訂版には記載されていないのです。さらに7月に確認したそのPDFが、9月に確認したところHPから消えていました(派遣で働く皆様へで検索すると出てきます)

付帯決議の1番に記載されているこの原則を何故削除したのか、派遣法改正の案内が「雇用・労働」のトップページに掲載されていないのか、厚生労働省に問い合わせてくださるそうです。

回答がきたら連絡を頂けるとのことでしたので、お利口に待ちたいと思います。

無力感との闘い

2015年の派遣法改正前から派遣法改悪に反対していた議員さんたちにとって、選挙で与党の大勝からの派遣法改悪からの現在の派遣社員の待遇については、おそらく想定通りといったところなのだと思います。

私も法案が通過したときはショックでしたが、実は安倍総理の「派遣社員が希望すれば正社員になれる」という答弁に僅かな望みを託していました。そこまで悪いことにはならないだろうと。

改正から3年間、派遣先企業のプラスになるよう頑張って働いてきましたが、派遣先企業は直接雇用回避。私たちも相当なダメージを受けていますが、もしかしたら議員さんたちも「だから反対してたのに...」という無力感を感じているのかもしれません。

それでも、話を受け止め取り組んでいくと約束してくれた石橋議員に感謝するとともに、私たち労働弱者が政治に関心をもっていかないと感じた数か月でした。

弱者に寄り添う議員さんも、圧倒的な数の力の前では出来ることに限りがあります。派遣や非正規の待遇改善に取り組んでくれる議員さんが一人でも多く国会に在籍してくれるように、応援していきたいと思います。

イベント情報などをtwtterで受け取れます

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA